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何もないクリスマスを

 


珍しくこんなに早く年賀状を書き終える。添書に2時間もかかった。今年は喪中が16枚もあった。

去年のクリスマスイブに旦那クンが急に記憶が飛んで緊急外来へ。16年前に脳外科にかかって命拾いしてその先生のいる病院に行った。救急は別の若い女医さんだった。いろんな検査をして診察室を出ると、イブだというのに待合室はけっこう混んでいた。担当の先生の外来が月曜日だったのでそちらにも改めてかかる。CTをとって結果を聞きに行くと「これは、大変な~・・」と腕組している。しばらくすると「うそですよ。」と斜め越しの目つきと真面目な顔で冗談を言うのが懐かしい。「海馬に傷があるのか一過性のものだと思います。」雑談に花が咲くと看護師さんは消えていた。「また、なんかあったらきてください。でも、今年は週一いるけど個人病院に変わるんです。僕もそろそろゆっくりしたくて。カルテはここにありますから。」

そうだった。16年も経って先生もいいとしだ。

翌日、旦那クンは何もなかったように年賀状の添書をした。ウォーキングも朝早く行っていたが冬は昼間のほうがいいということで今は昼間にしている。ありふれた毎日が幸せと感じる。何もないクリスマスを。


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